先日メキシコからカナダに再入国しました。COVID-19の陰性証明に使ったキットが手軽でよかったので、紹介も兼ねて記録に残したいと思います。バンクーバー国際空港での入国時の流れについても、いくつか気づいたことがあったので後半でお話していきます。
COVID-19検査キット
RT-LAMP test kit
私が使用したのはこちらのキット。
事前にサイトから購入して自宅に郵送されてきたものです。箱に入っているツールとWebアプリケーションを使ってCOVID-19検査をします。本当に手軽でビックリしました。
箱の中には、
- パッケージ①:検査機(電池込み)
- パッケージ②:検査に使う液体
- パッケージ③:長い綿棒
- データの特定に必要なQRコードのステッカー
と説明書が入っています。
The ASMO Portal
RT-LAMP検査を運営しているSwitch Healthの検査専用ポータルです。AndroidまたはAppleのカメラ付きデバイスを使ってアクセスすることで、キットのQRコードを登録したり、テレビ電話で担当者の指示を受けながら検査を受けられます。
RT-LAMPの他にもRT-PCR検査やAntigen検査もこちらのポータルから検査を受けることができます。
使い方
キットと写真付きID(パスポート等)を目の前に用意して、対応デバイス・ブラウザからASMOポータルにアクセスします。揺れることのない安定した場所で行う必要があるので、テーブルやドレッサーのある場所ではじめましょう。
ポータルの”At Home Test Kit”から順番にアクセスしていくと、必要なステップが全て示されます。
ナースにビデオコールするまでに示されるステップは、検査機にバッテリーをセットしてQRコードをデバイスから読み取ることです。必ず検査を行う時にセッティングをはじめてくださいね。
私たちがアクセスしたのはバンクーバー時間のお昼12時ごろ。待ち時間はほとんどなく数分でつながりました。公式Twitterでは推奨時間帯の案内が届くと言っているので、それも視野に入れた方がいいかもです。
We’re rolling out time slots for telehealth appointments! To minimize wait times, please log on during your recommended appointment time. We’ll send an email with instructions on how to prepare for your appointment, plus an SMS reminder. pic.twitter.com/PZsyxLVft0
— Switch Health (@SwitchHealthCA) May 5, 2021
ポータルでは夫のアカウントに私の情報も登録していたので、2人同時に検査を進めることができました。2人でカメラの前に座り、ナースの指示を受けながらパッケージ②の液体をセットしたり、パッケージ③の綿棒を使って鼻の粘膜を採取したりしました。セッション自体も10分ほどだったと思います。
以前ホンモノのPCR検査(鼻の奥をぐりぐりするやつ)をやって、本当に辛かったので身構えてしまっていたのですが、これは綿棒でお鼻を掃除するだけみたいな超カンタンなCOVID検査で拍子抜けです(笑)
30分ほどで検査機の結果が出るということで、必ずアラームをセットします。45分を超過してテスト結果を送ると無効になるとかなんとか…
なのでセッション終了後、30分アラームをセットしてのんびり時間を過ごします。検査機は揺らしたりしないように、置いてあるテーブルにも衝撃を与えないよう注意します。(これはナースから案内される内容です)
30分後にテスト機を見てみると出てる!すごい。
ちなみにQRコードのステッカー、端っこが破れやすいです…そのためにもう1枚余分に用意されているようですが、注意して貼ってください。けど端っこちょっと欠けてるくらいだったら読み取れました!
結果をポータルからアップロードすると、しばらくして正式な陰性証明書がPDFファイルで送付されます。これを保存して、ArriveCANに登録したり、帰国時の入国審査でチェックされたりします。
どこで買えるの?
私たちの今回の旅行はもともとAir Canadaのバケーションパッケージでした。そこでおすすめされていたこのキットを知ったのがきっかけです。
夫は最近Aeroポイント(マイル)を貯めるのにハマっているのですが、このキット購入でもポイントが貯まるというのもお得でした。
現時点でこのサイト上でのRT-LAMPキットは在庫なしになっていますが、他のキットも簡単そうなので試してみる価値はあると思います。Instruction Manualが見れるので、どんな検査なのか見てみると決断しやすそうですね。
郵送で自宅に送られてくるのを持って旅行先に行かないといけないので、はやめに購入を済ませて大事な荷物のひとつとして忘れずにパッキングしてくださいね。
入国審査
入国審査と帰国後COVID-19検査ランダム選定
バンクーバー国際空港で旅客機から降りたあと、夫(カナダ国籍)と私(PR保持者)は一緒にカナダパスポートの列に並びました。その先の機械で私はPRカードの読み取り、夫はパスポートを読み取って2人共機械に写真を取られ、出てきた紙を持って次の列に並びました。私たちの紙には「60」と番号が書いてありました。何か意味がある感じでした。
お子さんや高齢者の方、車椅子などが必要な方は別の短い列に通されていました。私たちの列は果てしなく長い行列になっていたので、お子さん連れに優しい仕組みで安心しました。
ちなみに、陰性証明を持っていない人かワクチン未摂取と思われる人たちはさらに別の列に並んでいました。隔離のホテルの話などを審査官からされているようでした。
入国審査官にいくつか質問されたあと、私だけArriveCANの記録を見せるように言われました。そして審査官が夫に、「今回はあなただけがランダムCOVID-19検査の対象に選ばれました」と案内を渡しました。パッと見た感じ、グループか1人かなども関係なく選ばれているようです。
荷物を受け取って先へ進んだところで番号のついた紙を回収され、AとBの列のあるうち「左のAへ進んでください」と振り分けられました。どうやら検査対象者または対象者を含むグループはAに通されるようでした。
帰国後検査の事前登録と検査
Aの列を進んだ先では夫の帰国後検査の事前登録をしました。住所や連絡先などを登録し、検査結果を照会するポータルのパスワードが書かれた紙を渡され、さらに先へ進みました。そこではまたAまたはBに分かれた道がありますが、テストがある人はAの方へ進んでください。そこにテスト会場があります。
夫がいうには私がPCR検査でやったようなものではなく、また綿棒で鼻と口の粘膜を取られて終わりだったそうです。テストに選ばれた人は陰性結果が出るまで隔離が必要なようですが、翌日には結果が出たので問題ありませんでした。
日本への入国よりよっぽど簡単そう…
メキシコは隔離がなく、陰性証明も必要ありませんでした。さらにカナダ再入国もこんなに簡単だったので本当に拍子抜け…
だけど3月の本帰国ではもっと大変なんだろうなぁ。すでに予定していたフライトもキャンセルされちゃったり、水際対策も1月からどうなるか分からないけど、ひとまず年明けまでは考えないようにして歳を越そうと思います(笑)
メキシコ旅行についてはまた別の記事で残していきたいと思います。
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